血管治療用ダイレーザーについて
単純性血管腫などの血管腫は、ダイレーザー照射を繰り返すことにより、少しずつ赤い色が取れてゆきます。治療を繰り返した結果、最終的に完全に赤い色がなくなることもありますが、わずかな赤さが残ることもあります。
治療対象
- 単純性血管腫、いちご状血管腫、毛細血管拡張症には保険が適用されます。
血管レーザー治療を行う時間帯
- 血管レーザー治療は、12時または14時より行います。
治療前の流れと注意
- まず、診察にご来院いただきます。
- 初回診察は予約なしでご来院ください。
- 症状を拝見し、治療計画を立てた上で、照射日のご予約を取っていただきます。
- 初回の診察と治療を同日に行うことはできません。
- 日焼けをしていると、レーザー光がメラニンに吸収されるため、効果が出づらく、合併症の原因となります。強い日焼けをしている場合は、日焼けが抜けてから照射します。
治療後の流れと注意
- 治療後、皮下出血・腫れ・かさぶた、水ぶくれなどができる可能性があります。これらは通常正常な反応ですので、適切にアフターケアをすることで次第に消えてゆきます。
- 照射後、患部に抗炎症剤の外用薬を塗布します。
- 入浴はレーザー照射の翌日から可能ですが、熱いお湯や、強くこすることは避けてください。
- レーザー照射部位はひっかいたり傷つけたりしないよう、患部に外用薬を塗ってガーゼなどで保護し、約2週間後にご来院いただきます。
- ガーゼが取れた後も、極端な日焼けをしないよう、気を付けてください。
治療後の思わしくない症状について
- 少ない確率ではありますが、潰瘍、感染、色素脱失、色素沈着、瘢痕 等を生じる可能性があります。
治療が可能かどうか、アフターケア、治療回数、治療費用、リスクについてなど、治療に関することは、個人差が大きいため、お電話でお答えできません。まずはご来院して診察を受けてください。